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判例集掲載判例など

弁護士法人 髙橋法律事務所にて取り扱った訴訟事例で、主な裁判例

1 交通事故(後遺障害第1級1号)

事案の要旨

平成24年に24才男子が原付バイクを運転中に後方からトラックに追突され、
脊髄損傷等により後遺障害等級第1級1号の常時介護を要することになった損害賠償請求事件について、地方裁判所の和解で本人分2億3900万円、両親分各550万円で和解が成立した。

2 公有水面埋立法に基づく埋立免許を受けて埋立工事が完成した後、竣工許可がされていない埋立地が土地として私法上所有権の客体になる場合について、最高裁が初めて判断を示した事例

(判例タイムズ1202号239頁、判例時報1921号53頁)

対象事件
最高裁(受) 第1980号
事件名
土地所有権確認請求事件
年月日
平成17年12月16日 第二小法廷判決
原審
福岡高裁宮崎支部平成15年(ネ)第82号
平成15年9月9日判決

判決要旨

公有水面埋立法に基づく埋立免許を受けて埋立工事が完成した後、竣工許可がされていない埋立地であっても、長年にわたり当該埋立地が事実上公の目的に使用されることもなく放置され、公共用財産としての形態、機能を完全に喪失し、その上に他人の平穏かつ公然の占有が継続したがそのため実際上公の目的が害されるようなこともなく、これを公共用財産として維持すべき理由が無くなり、同法に基づく原状回復義務の対象とならなくなった場合には、土地として私法上所有権の客体になる。